抗菌剤「グレースビット」の重大副作用に精神症状追記を指示 | 好奇心の扉

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大惨事の陰に隠された知られざる真実に迫ります。
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独立行政法人・医薬品医療機器総合機構(PMDA)は8月4日、第一三共株式会社の抗菌剤「シタフロキサシン水和物」(商品名・グレースビット錠50mg、同細粒10%)の使用上の注意について、厚生労働省が、「重大な副作用」の項目に『幻覚や譫妄(せん妄)などの精神症状と血小板減少』を追記するよう指示を出したと発表した。


グレースビット錠と細粒

「グレースビット」は合成抗菌剤で、細菌のDNAに作用して増殖を防ぐ薬剤です。

膀胱炎、尿道炎、中耳炎、皮膚感染症、急性気管支炎、肺炎、リンパ管・リンパ節炎、敗血症、扁桃炎、咽頭炎等の治療に使われます。
他に、マイコプラズマ肺炎やクラジミア肺炎などクラミジア菌種の細菌感染症の治療にも使われる。



医薬品医療機器総合機構によると、国内で症例が集積した事などを踏まえ、改訂する事が適切と判断。
使用上の注意の「重大な副作用」の項目に『錯乱、せん妄、幻覚等の精神症状が現れる事があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う』などと追記するよう求めている。


国内の副作用症例の集積状況については、過去3年で精神症状関連の症例が1例、血小板減少関連の症例が2例あった。
精神症状関連の症例は、薬と副作用の因果関係が否定出来なかったと言う。





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