パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルの客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。現場は完全な密室、警察は自殺だというが…。やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた…。誰が、なぜ、何のために…。ミステリー界の若き旗手が放つ長編本格推理の傑作。
東野圭吾・著(1988年)
バブル期の軽めのミステリー小説、といった趣。
主人公の職業もパーティーコンパニオンですし。
やや無理のあるトリックも含めて軽妙な昭和の雰囲気を楽しみました。
ちょっと気恥ずかしい感じの終わり方に読後感はスッキリ。