「腰をきめる」の私的解釈・・・からのデッドリフト | 西本朱希オフィシャルブログ「朱鬼」Powered by Ameba

「腰をきめる」の私的解釈・・・からのデッドリフト

「腰をきめた」

状態を、

 

解りやすく説明しようとすると

 

親方が言ってたように

本当に話が長くなってしまい

 

一生懸命書いたところで

 

最後まで読んでくれる人は

少ないだろうけれど

 

そういうことを

私がどう捉えたか

興味のある方もいらっしゃるだろうから

 

とりあえず・・・私的解釈

(あくまでも私の解釈ですからね・・汗

 

書いてみます得意げ

 

 

言葉を換えて言えば

 

「相手を押したり引いたりするときに

最も力が伝わりやすい位置に、腰が存在し

(高さや、上体や下肢との位置関係)

力の出る状態になっている」

事でしょうけれど

 

それは

 

足の位置含めての腰の位置であって

重心であって

骨盤の向きや

各筋肉の力の入れ方なのだけれど・・・。

 

 

昨日、

 

ゲストの武井壮さんが

 

「御嶽海関が、『骨盤後傾させると力がでる』と

教えてくれた・・・」

話されていたのだけど

(頭の良い方だね・・)

 

たぶん

 

「骨盤後傾させた状態をつくると」

・・というより

 

「立合いの姿勢で

骨盤が自然と前傾するなかで

骨盤を後傾させようとすると

力を発揮する力がうまれる」

 

ということを

話してくれたんでしょうね・・。

 

 

骨盤前傾というのは

お尻を後ろに突き出して

骨盤の上部を前に倒すこと

 

骨盤後傾というのは、その逆

お尻を引っ込めるようにすること

 

 

前進の推進力を生む

大きな要の筋の一つが

 

大臀筋で

 

それを収縮させると

骨盤は後傾・・・します。

 

 

ですが・・

 

筋肉は完全収縮させてしまうと

それ以上の力を発揮できなくなるので

 

骨盤を後傾をさせた状態からは

股関節を伸展させて

前進する・・という力は生まれなくなり

(逆に後退はしやすくなる

・・高齢の方は骨盤後傾してしまい

足が前に出て行かなくなる・・よね)

 

上体の力を

上手く前に伝える事も

できなくなる。
 

(ただ・・・

相手を吊り上げてお腹の上に乗せる動作や

吊り上げたまま前に出る場合などは

上体の力を前に伝えると言うよりも

後方に抱え込む形になるので

後傾させますよね・・)

 

 

骨盤をやや前傾させ、

大臀筋を伸張させた状態を維持したまま

(外腹斜筋と腹直筋も伸張させて

腹横筋と内腹斜で操作する感覚なのだけれど)

 

収縮させようとすることで

 

大臀筋に働いた大きな張力が

爆発的なダッシュ力やジャンプ力を生む。

 

瞬発的に推進させる力や

上体の力を相手に伝える攻撃力が

 

発揮できるわけです。。

 

(あぁ・・もう既に

読んでいる人少ないかもな汗

 

 

 

「腰をきめた」状態」は

 

次に大きな力を出さなきゃいけない瞬間

大きな力でぶつかってくる相手

・・に備えて

 

または、力を出す方向に合わせて

 

筋力とともに

骨盤の状態を常にコントロール

(基本は前進だから、やや前傾を保って)

 

骨盤後傾方向に

大臀筋を収縮させられている状態が

まず一つのポイント・・・なんじゃないかな?

 

 

それと・・

 

大臀筋は

大腿骨の股関節外旋

(膝を外に向けるように脚を外に回旋させる)

の働きもあります。

 

ひたすら推進力を保つ

走るなどの競技の場合は

 

膝を前に向けてさらに大臀筋に張力を働かせて

推進力を生ませるでしょうけど

 

 

攻撃と防御を繰り返して

横方向にも対応する競技になってくると

 

股関節やや外旋位で

 

相手の力を止め

更に前に突き出せる足幅(前後左右)に

足の位置をとり

 

相手の体重を受け止めやすい重心まで

腰の位置を下げるために

膝を曲げる「腰を割る」

 

・・・ということ

なのかなぁにひひ??

 

 

 

・・・デッドリフト

 

スタートから挙がりきるまで

(または直前まで)

骨盤前傾。

 

スタートが

低い位置になればなるほど

高重量を

骨盤前傾させた状態を維持して

高重量を支える局面が増えるから

 

前傾よね・・

(でも、けして前傾させようとしてるのではなく

後傾方向に力をいれています)

 

12レップス目くらいかな?

身体がたわもうとするのと格闘し始めているね・・

(すみませんね~動画はうまく

貼り付けられない私汗

 

高い位置からのスタートだと、

すぐに骨盤前傾後傾のせめぎ合い

しなくて良い位置に到着するから

大きな推進力はさほど鍛えられないかもね

 

高齢になっても

床引きデッドリフトが

引けるように練習していく方向のが

 

やっぱり理想じゃないかね?

 

だから、私の場合は

 

アラ70・・の方達にも

スネの真ん中位置位からの

バーベル引き上げの

練習をさせていく・・わけなのです

 

始めは20キロバーでも

膝までも下ろせなかった方でも

 

自分の体重以上の負荷を

15回くらいスイスイ挙げるようになるから

 

すごいわよねぇ~合格