野菜の大切さについては前回の記事でも書きました。

でも子供もふくめ、苦手な人も多いですよね。
 
そんな人にジュースの立ち位置についてお伝えします。

野菜ジュースは野菜の半分量と思って活用しよう


野菜不足は野菜ジュースによって部分的には補えますが、同等とまではいえません。

日本の「食事バランスガイド」では飲んだ重量の半分を野菜として扱うとされています。

βカロテン、葉酸、ビタミンC・Eなどは逆に野菜ジュースのほうが多く含まれることもあるので、こういったものを摂取する目的ならいいかもですが、食物繊維は1/100~1/2に減ってしまっていたり、果物の果糖やおいしさを求めるうえで糖分が付加されていたりするので太りやすくなったり、かえって糖の代謝によってビタミン類が消費されたりします。

ビタミンやファイトケミカル、食物繊維などが総合的に含まれているところが野菜をそのまま食べているメリットです。

 

野菜不足の人は上記の栄養素に加えポリフェノールなども得られるので野菜ジュースによるメリットもありますが、食塩や砂糖が付加されてないものを選び、できるなら「野菜そのもの」を食べましょう。

 


Health effects of mixed fruit and vegetable concentrates: a systematic review of the clinical interventions - PubMed (nih.gov)


 

地球の神秘!畑の魔法がストレスを吹き飛ばす


畑などで土に触れると土壌の菌によってストレス軽減効果があることが分かりました。

自然豊かで(病原性のない)細菌の多い環境にいる人のほうが免疫力が高いと以前から言われています。

アメリカでの研究報告で、土壌中の細菌が人の体に対してアレルギーや炎症を抑え、メンタルヘルス障害を抑制することが分かりました。

マイコバクテリウム ヴァッカエという細菌は人の免疫細胞に取り込まれると受容体と結合して炎症反応を遮断する脂質を放出し、これによりマウスの実験ではまるで抗うつ薬を投与されたかのように行動を変え、脳では抗炎症作用が見られました。

 

このことから「抗ストレスワクチン」への応用も期待されています。

土壌菌は土付きの野菜を食べること、自然豊かな場所にいくことでも呼吸などで取り入れられるとされています。

 

少し話は変わりますが、この土壌にいる菌が腸内細菌の起源だとする説もあります。

昔から人間と密接な関係にあった土壌菌。

 

外に出て土にふれることや土にあるものを取り入れることは、やっぱりメリットがあるようです。

 

Identification and characterization of a novel anti-inflammatory lipid isolated from Mycobacterium vaccae, a soil-derived bacterium with immunoregulatory and stress resilience properties - PsychopharmacologyRationale Mycobacterium vaccae (NCTC 11659) is an environmentlink.springer.com


 

 

野菜は時期によっても結構値が張りますが、今回書いたメリットのためには投資すべきところかなと個人的には考えています。

 

また、畑で土に触れることでストレス軽減効果があることも分かりました。

可能であれば、自然に触れる機会を増やしましょう。