チョコには、便通改善や腸内環境へのいい影響もあるんです。

国内から、


チョコレートを1日25g、4週間摂取することで、便通が改善し、腸内細菌のバランスも改善する。
 

下仲敦ほか.高カカオチョコレートの摂取は腸内細菌叢中のFaecalibacterium 属菌占有率を増大させる.腸内細菌学雑誌. 2017;31(2):128.

といううれしい効果を認める報告がありました。

カカオに含まれる「カカオプロテイン」というたんぱく質は、整腸作用があり、便秘改善に役立ちます。

このカカオプロテインは消化されにくい特徴があります。

そのため、消化せずに大腸に届き、大腸で便を柔らかくしてくれるため、便秘の人におすすめです。



また、アーモンドチョコレートに関する面白い研究も。

アーモンドはビタミンEやオレイン酸など豊富な栄養素を含むスーパー食材で、私も大好きな食材の一つです。

 

食物繊維が多いため、便通の改善効果も期待されています。

 

アーモンドを1日56g、6週間摂取することで、腸内のビフィズス菌と乳酸菌の数が増える

Liu Z,et al.Prebiotic effects of almonds and almond skins on intestinal microbiota in healthy adult humans. Anaerobe. 2014;26:1-6

という研究結果もあります。

 

さらに

アーモンドを1日28g、8週間摂取することで、頬の水分量が増え、便秘の自覚症状も改善する。

塩原みゆきほか.アーモンド経口摂取によるヒト皮膚への影響.Food Style 21. 2007;11(12): 98-102.

というものも。

 

美味しくって健康にもいい、うれしい食材ですね。

 

 

 


血糖スパイクの予防に貢献するカカオポリフェノールと食物繊維は、原料のカカオに含まれているため、カカオの含有量が多いものを選ぶことがポイント。

 

そこで、目安はカカオの含有量が「70%以上」のチョコレートです。最近では、スーパーやコンビニでもよく目にするようになりましたね。

 

カカオ含有量の高い製品もあり、それだけポリフェノールと食物繊維の量は増えますが、食べにくさもあるので、まずは70%を目安に選んでみるといいでしょう。

 

私も70%くらいのものが食べやすいので活用しています。

 

高カカオチョコは、1日25グラムで効果が期待できます。

約25グラムは板チョコの約1/2枚の量になります。目安にしてみてください。

 

ポリフェノールの抗酸化力は、あまり持続性がないので、一度に食べるより、5回くらいに分けてちょこちょこ食べるのがおすすめです。

 

とはいえ、ハイカカオチョコレートは脂肪分も多くなるのでとりすぎには注意しましょう。