血液検査などで糖尿病の指摘がない人でも食後の血糖値の急激な上昇を認めることがあります。

近年、これが血管の老化を進める原因とわかっています。

 

ミルクチョコレートは糖分が多いのですが、ハイカカオチョコレートでは食後の急激な血糖値上昇をふせぐ効果が示されています。

 

これは、カカオポリフェノールと呼ばれる成分が、血糖値の調節に役立つためです。

また、チョコレートに含まれる食物繊維のリグニンも、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。

 

食物繊維は、ミルクチョコレートよりも高カカオチョコレートに含まれています。

 

具体的には、ミルクチョコレートでは3.9グラム、高カカオチョコレートでは11.4グラムとゴボウの2倍近い食物繊維が含まれています。

 

たしかに、私が持続血糖測定器を身につけてダークチョコレートを間食に食べたときは血糖値の変動はほぼありませんでした。

 

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腕についているシールみたいなのが持続血糖測定器。ここに専用機械かアプリのはいった携帯をかざすと血糖値(厳密には組織液なので近似値)が測定できます。

 

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色々書いていますが、注目はダークチョコレートの部分。血糖値はさほど変動しませんでした。

加えて最近、ハイカカオチョコレートを食後に食べても食後の血糖値の上昇を防ぐことが示されました。

 

“高カカオチョコを「食後に」食べるだけ” で高血糖対策、高カカオチョコレートの血糖値の抑制効果  ~ ヒト試験で明らかに~一般社団法人 大人のダイエット研究所のプレスリリース(2023年1月20日 16時51分)“高カカオチョコを「食後に」食べprtimes.jp

ハイカカオチョコレートは含まれる脂肪分が多くなるので、「適量」というのがキーポイントにはなりますが、食後のデザートとしてもいいですね!