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「塩分を摂取すると太る」と聞くと、それはむくみで体重が増えているだけではないのかなとこの話を初めて聞いたときは疑いました
しかし、塩分は脂肪を蓄えさせることがわかっています。
塩分を摂りすぎると、体の中の塩分濃度が高くなります。
塩分濃度が高くなるのは、塩分を摂りすぎたときだけでなく、脱水が起きたときも当てはまります。
体は脱水が起きるような飢餓状態だと認識し、そのような飢餓状態でも生き残るためになるべく脂肪を蓄えようとします。
そのため、太ってしまうのです。
ドイツの小学校で行われた実験では、こまめに水を飲むようにした子供とそうでない子供を比較した結果、水を十分に摂った子供の方が肥満が31%少なかったと報告されています。
塩分の摂り過ぎはダイエットにも大敵です。
厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準」によれば、現代の日本人は塩分摂取が過多であることが問題とされています。
ただし、塩分は人間にとって不可欠な要素です。
また、水を極端にとりすぎると、逆に塩分が薄まりすぎて低ナトリウム血症という病気になる危険性もあります。
なるべく薄味で食事をする工夫をし、塩分を排出してくれるカリウムを多く含む野菜や果物も摂取しましょう。
※ただし、カリウムは基礎疾患を持っている人には取り過ぎると危険ですので、主治医と相談して食生活を見直しましょう。