こんにちは。
寒くなったり温かくなったりと体調管理が難しい季節ですね。
前回インフルエンザの記事を更新しましたが、この時期に「プール熱」が増加したとのニュースが。
1年中流行する可能性はあるけれど、名前のとおりプールのある時期に流行することが多かった感染症がこの時期増えているのです。
正式には「咽頭結膜熱」という名称なので、アデノウイルスによる急性の感染症です。プールなどで感染しやすいので一般的にはプール熱と呼ばれています。
子どもに多く、
・目の充血(白目が赤くなる、目やにがでる、かゆみがでる)
・高熱(38~40度くらいの高い熱が5日間ほど続く)
・のどの痛み(食事がとりにくいほどの痛みがでることも)
などの症状が特徴的です。
ほとんどの場合自分の免疫の力で自然に治り、特別な治療薬もないので対症的に治療されますが、まれに蓄膿症や肺炎などに進行してしまうこともあります。
飛沫感染・・・・くしゃみや咳でとばされたウイルスをすいこんでしまいうつる
接触感染・・・・指や食品などについたウイルスを触ってしまうことでウイルスが体内へ入る
この二つの感染経路がメインなので、子供が多い環境ではどうしてもうつって何人も感染してしまう。。。なんてことが多くみられます。
主な症状がなくなったあと2日以上経過するまで出席停止期間も設けられているので、幼稚園や保育園、学校への登園・登校には注意が必要です。
家族が感染してしまったときには予防のために手洗いをする、タオルの共有はしない、ティッシュなど使い捨てのものを使うなどの対策をとりましょう。
一部の消毒用エタノール(アルコール消毒が効かないウイルスタイプもあります〕や次亜塩素酸ナトリウムも有効なのでドアノブやスイッチ、トイレなどはそういったものを使用して掃除するとよいでしょう。
寒暖差や気温低下、空気の乾燥など感染症のリスクが高まっていくこの時期、みなさんご自愛ください。