今年はインフルエンザが流行していますね。
福岡では9月には新型コロナウイルス感染症感染者数を
追い抜いて学級閉鎖なども耳にすることが度々ありました。
子供はインフルエンザ感染によって脳症や異常行動が懸念されますし、
基礎疾患がある方や免疫の低下した方は重症化したり肺炎を起こしたりする
ことも普通の風邪とは違う点です。
子供を持つ親としては、かかるデメリットを懸念して予防接種をさせたいのですが、なにせ痛いから嫌がる!そして2回予約をとったもののその日の体調で受けられないこともあり結構大変なものです
そこで救世主となるかもしれないのが
フルミスト
経鼻ワクチンです。
2023年3月に承認されたものの今年のシーズンには供給が間に合わず来シーズンからの稼働になりそうです。
海外では以前より使用されていることから、医療機関さんによっては個人輸入によって入手されて接種できるケースもあるようです。(人気で予約がとれないそう!)
インフルエンザワクチン 点鼻液を国内初の承認へ 厚労省 | NHK | インフルエンザ
(2023.11.10 NHKニュースより)
今後接種の対象となるのは、2歳以上19歳未満の方。
0.2mLを1回鼻腔内に噴霧するだけ
〈メリット〉
・なんといっても痛くない
・効果は約1年間
・1回で済む
・発症予防効果が高い
〈デメリット〉
・生ワクチンなので接種後に軽くインフルエンザにかかったような症状がでるかもしれない
・鼻水はかめないなど注意点がある(噴霧した薬がでてしまうので)
・年齢制限はある
とあげられますが、私個人としてはお子さんをお持ちの保護者さんの負担軽減や、子供の注射への恐怖が強い場合には寄与してくれるのではないかと期待しています。
ただ、予防効果については接種後の鼻かみといった行為が影響してしまったり個人差もありそうなので、注意深くみていきたいと思います。