2024年に首都圏で中学受験をした息子。

その入試期間について書いています。




2/3AMはR4偏差値(80%偏差値)60台の学校を受けました。

そして、この日は2/1AM校と2/2AM校の合格発表日でもありました。

合格発表は、息子が自分でいちばんに確認したいと言っており、親も、それなら家で落ち着いて見てほしいと思っていましたので、親子ともに、発表時間通りには見ていません。


※この記事の後半には、合否の結果を記載していますのでご注意ください。




2/3 AM校の受験前


この日も5時に起きました。

息子が起きてすぐに、日能研のNバッグに入っていたマンガの事を問い質しました。

1月までの私であれば、息子に怒鳴りつけていたように思いますが、さすがに入試期間では息子のメンタルをボロボロにするわけにもいかず…

単に「バッグにマンガが入っていたけど、塾で読んでたの?」と極めて冷静に指摘するだけに留めました。


息子いわく

「持って行ってしまったけど、結局、日能研では読めなかった」

と。

「2/1の入試は、落ちてる可能性が高いんだから、今日頑張らないといけないのに、ちょっと気が緩んでるんじゃない?」

と言ったところ、息子も、少しは気が引き締まったのか、真剣な顔をして聞いていました。



この日も、電車の中で日能研のzoom応援に参加しました。

ずいぶんと参加する子が減っていて、もう合格して受験終了した子が多いのかな、と思っていました。

土曜日ということもあり、電車も人が少なかったです。



学校に着くと、受験生がたくさんいて、まだまだ受験は終わっていないなと思えました。


2/1、2/2と受験をして、この時点でその合否は出ていませんでしたが、息子はもう中学受験がすべて終わったような気分だったのか、るんるんとして気分が良い様子でした。

息子は

「今日は2/1AM校の合格発表だね。受かってるかな」

と言っていました。熱望校だけに、合否がかなり気になるようでした。

「合格発表の事ばっかり考えてたら、今日の試験が手につかないよ。試験の事だけ考えて」

「分かってるよ」

そんな会話をしてから、息子は会場に向かいました。





2/3 AM校の受験後


試験が終わって出てきた息子は、笑顔でした。

「2/1AM校、どうかな」

結果が気になって、そわそわしているようでした。


「結局、考えちゃったの?」

「受験中は大丈夫、ちゃんと考えてなかった。国語はちゃんと全部書けた。算数も大丈夫」

「わかった。とりあえず、ご飯食べて帰ろう」

と話をしながら、学校から移動しました。


それから、昼ご飯を外で食べて、家に帰りました。







2/1AM校と2/2AM校の合格発表


帰って落ち着いたあと。

2/1AM校の合格発表を見られるようにしてから、息子にスマホを渡しました。


息子は少しの躊躇もなく、結果を見ました。




不合格でした。




「あー、不合格だったか〜受かると思ってたんだけどなあ。あーあ。」

息子は結果を冷静に受けとめているように見えました。

「まあ、しょうがないね。合格可能性80%もなかったしね。最後がんばってたけど。結構サボっちゃってたし、難しいと思ってたよ」

と私からは声を掛けました。

「あ〜、もっと勉強すれば良かった」

夢から覚めた瞬間でした。








続けて、2/2校の合格発表を見ました。


息子は自分にしか画面が見えないようにして、結果を開きました。

発表を見た息子は、目を見開き、「わ!」と言いました。

それを見た私は、

「え、受かってたの?」

と聞いてしまいました。

「いや、ダメだった。これ、何かの間違いじゃないかな?」

と息子。


その言葉を聞いて、私は切なくなりました。

「間違いじゃないよ。残念だったけど、まだ今日の結果も出てないし、明日も受けるでしょ?」

「うん、受ける、頑張らないと」





息子は2校連続の不合格に、やはり落ち込んでいるようで、しばらく表情もなくボーッとしていました。

小一時間くらい経ってから、私から声を掛けました。

「日能研に結果を報告したら?自習してきてもいいよ」

「わかった、もう少ししたら電話する。自習には行きたくない」







しばらく経って、私から再度息子に促し、息子は日能研に電話を掛けました。

息子は顔も声も笑って、平然とした様子で、先生に不合格を伝えていました。

「あの、◯◯ですけど、2/1AM校と2/2AM校、不合格でした」


息子は、恥ずかしくて、先生に自分の弱い所を見せたくなかったのだろうと思います。

自習に行きたくなかったのも、その思いからだったのかなと。


息子の心の中を想像し、私はなんとも切なく愛おしい気持ちになりました。





早稲アカの先生からは、合否を尋ねる電話が掛かってきました。

不合格を伝えると、息子にエールをくれました。

「君なら出来る!」と熱い言葉を頂いたようです。


ちなみに、息子の合格は日能研と早稲アカのダブルカウントになっていたと思います。一部、NNにも通っていましたので。

商魂逞しいところは他塾からは嫌われがちかもしれない早稲アカですが、親身になってくれた先生には、私はとても感謝しています。






その後、息子は2/4受験に向けての勉強をしはじめました。

いつもの午後のダラダラ勉強とは様子が違っていて、息子の、1月になっても入らなかったスイッチが、ようやく入ったのかなと私も思いました。