年末年始、普段は月曜日から金曜日まで勤めている嫁さんが休みに入ったので、あぁ、そういう季節か…という感じで認識しました。
ガンと付き合うことが確定的になった頃から、1年間、どのようにガンと付き合うのかを書初めにしていました。
2016年を振り返ると、5月末頃まで、趣味のビリヤードと法務部長としてのお仕事（株主総会の準備など）にバランスよくのめり込んでいて、いい1年の滑り出しでした。6月半ばからの急激な腰痛に端を発したリンパ節転移ガンによる疼痛に苛まされ、以降、放射線治療のための入院や痛みのコントロールのための入院をしながら、ほぼ、自宅で寝たきり状態。11月には、多発性リンパ節転移、多発性肺転移、多発性骨転移、との画像診断で、年を越えられずに死んでしまうのではないかとお先真っ暗になりました。
12月から、藁をもすがる思いで、免疫治療を始め、かすかな望みを持って年末に至りました。
正月休みが終わり、新たな1年が始まるに際して、これまでは、頑張ろうという自分を鼓舞することを書初めに書いてきたのですが、11月以降、毎日が休日の私には新たな1年を迎えるという認識が乏しく、書初めはしませんでした。
もし、書くならば、「奇跡を信じて！」みたいなことを書くか、「QOLを下げずに…」みたいな現実的な希望を書くか、悩むところです。
悩むくらいなら、書かない。今年はそうやって年が明けていきます。
来週、オプジーボやってみます。心の奥底では、奇跡を信じてます。