2015.8.31
長女をこども園に送って帰宅すると家の中から
「お母さん、頭いたい~お母さーん」
と陽音の声
私は慌ててドアを開けて陽音の所へ
「陽音、大丈夫?頭痛いん?」
陽音はずっと頭が痛いと言う
そして、おしっこを漏らしていました。
私はすぐ病院に電話をしました。
主治医のN先生は夏休み中で不在でした。
N先生がいたらきっとすぐに来てくださいと言ってくれただろう
その時は痛み止めの薬を飲ませて様子を見て下さいと言われました。
陽音は薬を飲まない
嘔吐をするので飲みたくなかったんだろう
「薬飲んだら楽になるから飲もう」と何度言っても飲まなかった
暫くして頭痛が落ち着き寝る
そして、また「頭が痛い」と言い目玉が痙攣し始める
「陽音大丈夫?陽音私が誰かわかる?」
違う人を言う
私「ここどこかわかる?」
陽音「学校」と答える
私はすぐに病院に電話をし
「痙攣をしだして意識もハッキリしないので今から病院に行きます」と言うと担当の看護士さんは先生に伝えてくれた
救急車を呼ぶ
この時の私は本当にパニックだったので
すぐに駆けつけてくれた友達に感謝だ
陽音は焦点が合っていない様子で
ここどこ?と何度聞いても答えは違った
ただ、大丈夫?と聞くと頷く
救急車に乗り病院へと向かう
病院に着いても陽音は話せない
意識はあって頷く事はできるけど昨日までの陽音ではない
あんなに話してたのに……
めっちゃ食べてたのに……
ほんまによく頑張ってたんやな
偉いよ陽音
強いよ陽音
前みたいに魔法の点滴をして良くなると信じる
暫くして主人が到着し陽音に話しかける
陽音はしっかりと頷く
今日は頭痛止めと痙攣止めの点滴をして様子を見て明日MRIを撮ることになった
私達は陽音にまた明日来るからねと伝えて手を握る
陽音は力強く握ってくれた
この時の手の感触は一生忘れない
もしかしたら心の中で「帰らんといて」と言っていたのかも知れない
私は付き添わなかったことを今もずっと後悔している……