家族みんなで24時間テレビを見ました。

 
その年のドラマは脳腫瘍になった青年の話でした。
 
陽音「このお兄ちゃん何の病気なん?」
 
じいじ「陽音と同じような病気やで。頭の中に出来物ができてん」
 
その会話を聞いて私は見せるか迷ったけど陽音が見たいと言ったので主人と相談してみんなで見ることにしました。
 
途中でドラマのお兄ちゃんは陽音と同じように箸が持てなくなりましたがリハビリをして自分で食べられるようになりました。
 
私は陽音に「このお兄ちゃん凄いな~。陽音も自分で食べられるように頑張ってみようか」
と言いました。
 
陽音「うん。俺も練習するわ。」
 
そして、ドラマのお兄ちゃんがお空に逝った後隣で陽音が私に言いました。
 
「俺、この家族で誰1人欠けてほしくないわ~。俺は死なへんから」
 
「ほんまにやで。長生きしてな。お母さんも誰1人かけてほしくないわ。」
 
そんな言葉を言える陽音が愛しくて愛しくて泣きそうになりました。
 
どんな時も家族思いの陽音
 
自分の事より人の事を考えられる陽音
 
最後まで諦めない陽音
 
陽音に教えられた事はたくさんあるよ
 
その事は全部妹、弟に伝えていくからね
 
陽音はドラマを見て頑張る力を貰いました。
 
次の日からお箸で小豆を掴んでお皿に入れる練習を始めゆっくりだけど少しずつ自分で食べる努力をしましたクローバー
 
絶対に諦めない!!
 
この時も私は陽音から教えて貰いました