2023年ゲーム雑記 その⑭ | 口は災いの元

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秋志さんのチラ裏的Blog

超探偵事件簿 レインコード

雨が降り続ける街「カナイ区」は超巨大企業「アマテラス社」の支配下にあり、未解決事件が多発。
事件の調査に乗り出すのは、未解決事件の撲滅を掲げる組織「世界探偵機構」に所属する「超探偵」たち。
ユーマと死に神ちゃんは超探偵たちと協力しながら、未解決事件の解決を目指していく。

(作品ページより)

 

※以下、ネタバレが含まれます

 

 

 

あのダンガンロンパスタッフによる新作謎解きゲーム。

ここに来て、今年一番の大物でした。

 

僕はどっちかというと、色んな仮説を立てて議論を重ねて推理していくのが大好きなので、謎解きパートがダンガンロンパの学級裁判方式ではなくなったのは残念ですが、どんどん先を見たくなるストーリーは健在。

 

システム面も次から次へと新しい操作が登場するものの、毎回ちゃんと説明が入ってくれるので安心してプレイできます。

苦手なアクション要素もまぁまぁあったけども、僕でも何とかクリア出来るレベルではあったので良しとしましょうか。

 

あと、雨のネオン街・カナイ区を動き回るのが何よりも楽しかった。

地区ごとに特色が出てて、結構作り込まれてたと思うのよね。

 

 

元々ミステリのジャンル的にはクローズドサークルが好きなのもあり、どうしてもダンガンロンパの方に軍配は上がってしまうのですが、それでも十分楽しませていただきました(*´ω`)

 

 

今作最大の難問はコレ。数学的なコレ。

どうしても解けなかったので不正を働きました(スクショを撮った上で、図形を書き出してようやく正解)。

アクション同様、こっち系統の謎解きは苦手なんや……。

 

しかし、ピンク色の血が伏線になってるだなんて思わんかった。

(たしかに1ヶ所だけ赤色の血が描写されていたけども)

プレイヤーの大半は「だってダンガンロンパでお馴染みだったんだもの」って思うやろw

 

2章のゲストキャラがウマ娘声優で固められてたのもある意味衝撃。

ワルナの声がまりんかだったのは全然気づかんかった。

 

 

 

以下、主な登場人物たちについての感想的な何か。

 

ユーマ=ココヘッド

本作の主人公。記憶を失くした探偵見習い。

個人的にショタキャラが好きじゃないので、登場した時点では全くもって興味なかったんだけど、ストーリーが進むにつれて愛着も湧いてきて、感情移入もしやすくなってましたね。

思い返してみれば、ダンガンロンパの主人公勢も日向以外は好みのタイプではなかったものの最終的に気に入ってたし(最原くんだけはちょっと苦手だったが)、キャラの描き方が上手いんだろうな、と思う。

……にしても、制作陣おねショタ好きすぎへんか?とも思うが。

 

 

 

死に神ちゃん

本作のヒロイン兼マスコット。

最初はモノクマが味方になったような感じか?と思ったけど、ちゃんと相棒としての役割を最期まで果たしていましたね。

僕はオバケみたいな見た目の時の方が好きです。移動中にちょこちょこ遊んでるのかわいいよね(・∀・)

 

 

 

ハララ=ナイトメア

超探偵の1人。冷静沈着な正統派名探偵。

一緒に行動するのが1章だったとはいえ、最初から最後まで追いつめられているような描写がなく、終始頼れる先輩だった。

あと、何だかんだちゃんと探偵らしい活躍してたのはこの人だけだった気がする。

 

 

 

デスヒコ=サンダーボルト

超探偵の1人。親友(マイメン)ポジション。

最初こそ「こいつは正直どうでもいいな」くらいに思ってたものの、予想より早めに打ち解けてたのもあって、何だかんだ最終的には結構好きでした。

変装能力を除けばそこまで超人めいてなかったのも大きいか。

 

マイメンなのに1人だけ記憶の断片集め損ねてゴメンよ。

 

 

 

フブキ=クロックフォード

超探偵の1人。天然お嬢様枠。

「時間を戻す」というチート能力を持っているものの、推理面に関しては特別優れてるわけではないので、この人もわり取っつきやすかった印象。

デスヒコやフブキといる時はユーマが保護者ポジションになりがちよねw

 

 

 

ヴィヴィア=トワイライト

超探偵の1人。フリーダム枠。

この人に関しては元々好きなタイプのキャラだったので、本格的に絡み出すのが後半からだったにも関わらず、ずっと好印象でしたw

ポジションも美味しいんですよ。途中まであまり目立ってなかったのに、他メンバーを差し置いて一番深いところまで入り込んでくる感じ。

ハララとは違うベクトルで探偵としても優秀だと思う。

 

 

 

マコト=カグツチ

アマテラス社最高責任者。本作のラスボス。

まぁ登場時点でだいぶ怪しかったんですけどね。やっぱりそのまま貴方が黒幕でしたか。

ただ、彼の黒幕疑惑が消えなかったのは、下記のアマテラス社保安部の面々が小物過ぎたのも一因だと思ってます。

 

 

 

アマテラス社保安部の皆さん

わかりやすく悪役だった方々。各章で真相解明の邪魔をしてくるポジション。

ただ、せっかくこれだけ色んなキャラを用意したにも関わらず、あまり大した活躍はしていなかった印象。

唯一出番の多かったヨミーも最初から最後まで小物臭が凄まじく、「こいつオラついてるけど絶対にラスボスではないんだろうな」という目で見てしまってた始末。

強いて言うなら、最後にいいとこ取りしたスワロと、悪役としての役割を(やられるところまで含めて)一通りこなしたセスさんがマシだったかな。

 

 

 

ヤコウ=フーリオ

夜行探偵事務所の所長でカナイ区における超探偵たちのボス。

この人はビジュアルから中身まで本当に僕の好きなタイプのキャラクターでした。

何となく死にそうな雰囲気は出していましたが、退場した時はやっぱりショックだったなぁ。

今作は彼のサブストーリーをもってプレイを終わらせていただきました。

 

 

 

~今回のお気に入り枠~

 

ザンゲ=イレイザー

0章に登場した超探偵の内の1人。厨二風爺さん。

他のメンバーと比べても異彩を放っててカッコ良かったんだけど、即退場してしまうとは……。

基本的に公式サイト等では0章組も他の超探偵たちと同列に描かれていたから、まさかいきなり5人も脱落するとは思うまいよ。

 

 

 

メラミ=ゴールドマイン

同じく0章に登場した超探偵の1人。お色気枠。

この人に至っては(偽物だったジルチを除けば)1人だけ能力すら見せる事無く退場したのでかなり不憫。

女性キャラの中では正直一番好きなタイプだったので、残念で仕方ない_(:3」∠)_

 

 

 

超探偵事件簿 レインコード 9/10点