夫婦で北海道にキャンプツーリング中です。

 

6月11日北海道上陸、7月11日離道でキャンプツーリングをしてました。

 

 

知床食堂でのランチが思いのほか時間がかかったので、急いで羅臼のホウェールウォッチングクルーズの受付に向かってきました。

天気が悪いのに標津でキャンプをしてるのはシャチツアーのためなんです。


 

小笠原でのイルカツアーは相当数の経験がありますが、知床では初めてのウトロの時に普通は居ない時期&場所なのにシャチと遭遇、もっと近くでもっとたくさん見たい!と思って羅臼の船に乗ること今回で3回目となります。

 

6月は高確率でシャチが見れる時期。出会いに期待して初めて利用する「知床アルラン」さんを予約してました。

ブログの写真はずっとスマホでしたが今回はほとんどがデジカメの望遠写真です。

 

 

受付をする事務所の左側が駐車場、目の前に乗船する船。という好立地な事務所です。他の会社さんだと、道の駅付近の事務所で受付をしてから港に移動してこないといけないです。

 

事務所で受付時にカッパを貸してくれました。

気温9度のこの日は、できる限りの防寒着を着こんできてますが、その上から着れる大きくてひざ下丈のしっかりしたカッパを貸してもらえたのは助かりました。カッパの上からライフジャケットをつけて船に乗り込んで出発を待ちます。

 

12時集合のツアーでしたがお客さんがそろい次第出発するらしく、この時は11時50分くらいに出港でした。

 

 

お世話になる船はこちら。

 

乗り込んだ中二階から数段上がったデッキの角にほとんどの時間たってました。

2階デッキからも前方が見やすくて気に入りました。

 

 

 

天気は悪くてもべた凪の穏やかな海でしたが、しばらくのあいだ何もいません。

 

やっと遠くに何か見つけて向かった先には「アカボウクジラ」

8頭くらいが群れてましたが、双眼鏡や望遠レンズでやっと頭のイボイボが分かる程度です。

小笠原で聞いた話では外洋に住む足の速いクジラのため、遭遇率が悪く謎が多いクジラだそうです。

 

再び何もいない時間が続きます。

鳥を見るたびにアホウドリじゃないかと期待してしまってましたが、大抵は良くいる鳥みたいでした。

やっと登場「クロアシアホウドリ」

写真では伝わらないですが他と間違いようのない大きさでした。まったく羽ばたかずに風をつかまえてグライダーのように飛んでました。

おっきかったー!かっこよかったー!(web調べによると翼を広げた幅は2mらしい)

 

たぶん「ハイイロミズナギドリ」鳥を撮るのは難しくて私的には奇跡の一枚。

 

他船からシャチ情報が入ったとのことで、やっと念願のシャチ目撃!

そこからさらに沖に向かう群れをみつけてウォッチングを続けると、、、

 

20~30頭が横一列で沖に向かって進んでいってます。数年前のNHKスペシャル 「知床 シャチ 謎の大集団を追え」の光景じゃないかと思います。

 

シャチの多さにテンションあがりますが、足早に進むシャチを追いかけるのは大変です。

ウォッチング的には多頭を追いかけるより、少なくていいから近くでゆっくりしてもらいたいのが本音。自然相手にわがままは通用しないから仕方ないんですけどね。

 

やっと少しゆっくり泳ぐ集団に出会えて、顔に藻をひっかけて遊ぶ子供や、スパイホップが見れました。

 

どっちを見てもシャチが出てくる瞬間があるくらい、たくさん居ました。

 

ゆっくりと写真を見返してみれば、大きな背びれのオスと一回り小さいメスの間にと子供が挟まれてるのが分かりますが、ツアー中にスタッフさんに言われても、揺れる船と動くシャチとシャッターをきるのに忙しくって、何のことやら…って感じでした。

 

 

シャチ祭り開催中でしたがついにタイムオーバー。仕方がないので港に帰りました。

アルランさんの船は羅臼で一番の高速船らしいので、帰りの飛ばしっぷりはナカナカでした、探すものも無いんでキャビンの中にはいったら、半分は土足でベンチ席、半分は靴を脱ぐ座敷スタイルという不思議な船でした。

 

暖房が効いてるキャビンでぬくぬくしながら港についたのは14時40分。

2時間半ツアーの予定でしたが、たっぷり楽しませてもらえてラッキーでした。

 

今回お世話になったアルランさんを選んだのは、過去のツアー中に「あっちの船は空いてていいな」と思ったから。案の定、今回も空いていて10~15人くらいだったんじゃないかな。船上では自由に動けて写真撮影や双眼鏡での観察に集中できました。

 

過去に利用したのはネイチャークルーズさんとゴジラ岩観光さん。

どちらも団体客と一緒になったために、ほぼ満員だったと思います。

 

 

今年のツアー中のゴジラ岩観光さん。この日も満員のようでした。

いっけんすると空きがあるように見えますが、2階デッキ「ゴジラ岩観光」の文字の左側はスタッフ専用エリアで立ち入り禁止。もちろん白幕で囲われてる最上段も立ち入り禁止。1階と2階後方だけがお客さんエリアなんです。

 

もちろん、出現した野生生物をすべての席から見えるように操船してくれてはいましたが、相手も動いてますから船長さんの思惑と違うこともあるわけです。

しかし、揺れる船上×カメラを持つ×人が多い=移動がほぼ出来ずで、前の人の頭が邪魔ってことも多々あってちょっとストレスでした。

(全員が同じ気持ちならお互い様なんですが、団体ツアーで乗せられた人からは興味の無さが伝わってきて、温度差や見てる向きが違うのがなんとも…)

 

ネイチャークルーズさんとゴジラ岩さんはどちらも、観光案内的なアナウンスや野生生物の写真を見せながらの解説は手厚かったです。スタッフに若い女の子が多いのは華がでるという良さもあるかもしれません。外デッキにも座る所が多いというのもあって、初めてのウォッチングツアー向きの船なんだと思います。

 

 

我が家としては無駄口をたたかない元漁師らしきオジサン3人衆のストイックな仕事っぷりが気に入りました。外デッキでは立ちっぱなしでしたが、手すりに体重をあずけてつつ両足で踏んばって立つ方が体が安定するので苦になりません。

 

次の機会があればまたアルランさんでお世話になりたいし、どうか晴れてる日にシャチと遭遇したいものです。

 

イベントバナー

 

博物館でも使える愛用の双眼鏡。

 
 

 

 

 

 

 

 

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