(続)欲張り | 矛盾SPIRAL

(続)欲張り

なんか話がそれたけど、
だんだん欲張りになっているなぁと感じている。
最初の最初は、まさか相手にしてもらえるなんて思ってもなくて、
「わたしはこの人のファンでいよう」と思っていた。
好きな芸能人を見てキャーキャー言うような、そんな高嶺の花のような存在だった。
それが少しずつお近づきになれて(笑)、
気持ちを確かめ合って、
わたしだけの彼でいてほしいと願うようになった。
逢う頻度が多くなり、
彼への要求や注文が増えて、
それは現在も進行中。
「気持ちが通い合うって、なんて幸せなんだろう」と、それだけで感無量だった日々は遠い。
「この人のファンでいよう」と思っていた日々はさらに遠い。
急な来客で約束が変更になって怒ったり、
過去の無駄遣いや惰性的な生き方を責めたり、
「どうしてわたしの気持ちをわかってくれないの?」と悶々としたり、
それはもうわがままになったものです。
こう書いてみると、ほんと最悪やなわたし(汗)
さっきも書いたように、不倫で始まったわたしたち。
一度は気持ちが通じ合っても、
たとえ「家族」という大義名分を得ても、
それがこの先を保証するものではないことはよくわかっている。
思いやりや努力を忘れてしまったら、捨てられてもしょうがない。
今いる場所より居心地のいい場所を見つけたらそっちに行くのが自然。
そういうことを自分に戒めていたのに、
自分のそういうところ、好きだったのに、
早くも崩れかけているなんてね。
もっと彼に、彼を取り巻くいろんなことに、感謝しなくては。