欲張り | 矛盾SPIRAL

欲張り

最近仕事が忙しかった。
今も忙しい最中ではあるのだけど、それでも今はしばし終息といったところ。
週末を含めて週に5日彼の家に帰り、2日ほど自分のマンションで過ごすような生活。
このぐらいが落ち着き所のようです。
あと2ヶ月ほど仕事は続くわけだから、つぶれない程度にしないとね。
これがまた昨日と今日は相方さんが急用で休みなのだ。
わたしが休むわけにはいかない。
こんなこともあるので本当にいろいろ気をつけないと。。

ところで、ダブル不倫で始まったわたしたち。
最初は週に一度逢うのが精いっぱいだった。
それも迷いや罪悪感、後ろめたさを引きずりながら。
、決して100パーセント喜びばかりの晴れやかな気持ちでの逢瀬ではなかったはず。
時間を重ね、慣れることで、それらのマイナス因子が減っていったかというと、
そうではないと思う。
それでも週に一度が二度となり、週末連泊したりするようになり、
わたしはついに家を出て、やがて彼は離婚した。
お互いを想う気持ちが増幅する一方で、迷いや後ろめたさもきっと増幅していたのだと思う。
だから一つを選ぶことを急いだ。
迷いたくない、罪悪感を背負うのは辛い。
そういうものを見えなくするために逃げたのかもしれない。
単純に、前に進んだのだとも思う。
両方を上手に扱うことができなかったから。
苦渋の決断だったことは確かだ。
自分と配偶者、配偶者と恋愛相手、恋と情、愛と責任・・・
簡単な選択ではなかったはず、でも選んだのは確かに自分の意志だった。
消去法だったかもしれない。
どうしても彼を失うことができなかったから。