時は流れる | 矛盾SPIRAL

時は流れる

学生の頃付き合っていたやつが、去年結婚したという話を聞いた。
確実に時は流れているんだなと感じた。

その人とはだらだらと1年ぐらい付き合っていた。
もうそんなに好きじゃなくなってからも、ほかに好きな人ができたってわけでもないし、「まぁいっか」という具合にだらだらと。
どう考えてもわたしの方が女王様だった。
相手は年上であるにもかかわらず、命令口調は当たり前・・・めちゃくちゃわがままにふるまった。
「わたしはSか」って自分でツッコミ入れそうなぐらい暴言吐きまくった。
自分は好き勝手するくせに相手のことは思いきり束縛した。
好きというより所有欲だったと思う。
それでもいつも優しく大事にしてくれた。
そこがまたむかつく原因でもあった。(笑)
「おまえにはプライドないのかよ」みたいな。(爆)
まぁわたしも尽くすところは尽くしてたような気はするけど。ご飯作ってあげたりね。
あ、それで思い出した。

その日、やつが仕事に行っている時間に、わたしは一人やつの部屋に行っていた。
台風が近づいていて、だんだん風が強くなってきたので、洗濯物でも入れようかとベランダに出たとたん、
「ガタン」
わたしの目の前で、突風にあおられたタコアシの物干しが、さおを離れて地上へ・・・
「ひょえ~」
そのマンションは1階も部屋になっていたから、取りに行くのはちょっと勇気が要った。
ちなみにやつの部屋は確か4階だった。
泥棒さんの気分でこそこそと1階の真下の部屋のベランダに侵入。
無事タコアシを抱えて4階に到着したときにはほっとした。
昼間なので多分誰もいないだろうなっていうのが救いだった。
いるとしても、ちゃんとピンポン鳴らして、「あの~、洗濯物落ちたんで取らせてください」って言えばよかったんだろうけど。(笑)
男物のパンツ取りに行くっていうのが恥ずかしくてw
その後、やつにメールをした。
「タコアシの洗濯物飛んでったよ」
すぐにやつが驚いた声で電話してきたのが面白かった。(笑)

結局、わたしに別の好きな人ができて「別れよう」って言い出したのだけど、一筋縄にはいかなかった。
泣くし、自殺するとか脅すし(汗)ストーカーもどきになるし(汗)たいへんだった。
3年ほど前に一度電話したときも、まだ彼女いなさそうだったし、「逢いたい」みたいなこと言ってたのに、
多分あれからすぐに彼女できたんだろうな。
どんなひどい失恋しても、死にたいほど辛くても、ちゃんと次は用意されてるんだなって思った。
正直言えばほんのちょっぴり気が抜けちゃったけど(笑)どうかお幸せに~!!
奥さんには罵倒されないように男らしくなれよ!(笑)