あなたはその日、笑っていた。
顔だけ笑っていた。
明らかにいつもと違う笑顔だった。
罪悪感に近いもので無理して作っていた。
なんとなく、気が付いた。
でも信じてみた。
信じてるふりをしていただけかもしれないけど、本当にその姿を見てると、こっちが苦しくなった。
今の僕とあなたは、きっと立場が180度
違うのかもね。
今のあなたに、今の俺はどう映る?
あなたはその日泣いていた。
泣きながら唇を重ねてきた。
僕はそれに応えられなかった。
なんとなく、気が付いたから。
何を見て、何を聞いて、何を感じたかは
分からない。
あなたは本当に、
真っ直ぐで、綺麗な人。
僕は本っ当に、
狡くて、汚い人。
周りに映る僕らの姿は、きっとこれまた
180度違うのかもね。
でも周りの目はどうだっていいや。
あなたのように、きっと、
なりたかったのかも。
でも、無理みたい。
僕らはきっと、季節で表すと、
なんとなく春な気がする。
また
