メキシコ・クラフトビア・ブルワリーへの道
ビール職人Iramの工房探訪のため、翌日もCoyoacánへ。
彼と落ち合い、まずはメルカドで腹ごしらえ。
辛いサルサが、美味しいマッシュルームソースと合うが、ココナッツジュースは甘すぎて胃にくる。
どうもメキシカン流【辛い物と甘い水分の組み合わせ】、私には合わないようだ。
Michoacán州、Iramの実家へ
メキシコシティのバスターミナルへ移動。
ここからミチョアカンの州都モレーリアへは、3、4時間ほど。
一等デラックスバスは、350ペソ(約2800円)。
2等とは400円の違いにして雲泥の差!とIramから教わって従うと、ほんと快適そのもの!
各席にモニター設置、映画、音楽、ネット、ゲームが楽しめ、
軽食が配られ、足乗せ台あり、トイレ付き。
車内でメキシコ出身ガエル・ガルシア・ベルナル主演作を観た。
「アモーレス・ペロス」でベタにファンになったが、
人気絶頂、脂がのって、ケイト・ハドソンとのハリウッド・ラブストーリーに、拍子抜け(なぜスペイン語吹替だけ・・?)
Morelia到着。
タクシーでお母さまのお宅へ着いたのは、もう深夜。
綺麗なご邸宅で、美しい姉妹はじめ家族写真が並ぶ。
やはり・・い~いところのお育ちだぁ!
妹部屋で快適に寝かせて頂いた(Iramはカウチ)。
翌朝、メイドさんが、朝食を給仕してくださったのは、いいお宅の?定番。
フレッシュ・パパイヤジュース、カットフルーツにヨーグルト&シリアルのせ、
オムレツ、トルティーヤなど。
そこへお兄様とその奥様が、散歩がてら登場。
アーティスト風貌のIramとうってかわり、堅実サラリーマンに見えたが・・。
実は、経営していた、従業員12人を抱えたレストランがマフィアに狙われ、多額の金額を払う羽目になり、たたんだところとか。
さらりと覗き見る、メキシコの一面・・。
さて、ここを拠点に、
彼のビール “MYTICA” 造りの、見学&お手伝いをさせてもらう数日が始まった。
いよいよブルワリーへ
それは、ダウンタウンの細い路地にあった。
3階建てビルを友人らと借り、
奥を彼のブルワリー&工房に、
2階はアートスクール、
狭い区画ながら、緑が敷き詰められ、これから野菜を育て、カフェにもなるかも、とのこと。
シティグリーン化プロジェクトの一環で、ワークショップも開いたという。
さすが!元建築エンジニアの知識と、広い視野を融合させている。
ここから、古い建物の向こうに、大聖堂の屋根が見える。
この日、彼はビール作業外も忙しそうなので、一人街歩き
※期せずして一人じゃなかったが、それはまた後日・・
夜工房へ戻ると、Iramが夜の街へ連れ出してくれた。
住みたい町モレーリア
「食べたかったもの、もうTryした?」
どこまでもスマートな彼。
この町、道にチュレリアがたくさんあり、他都市よりチュロスがスペシャルらしい。
プレーン、チョコ入り、キャラメル入り、とあり、
Con Chocolata(チョコ入り)を試す。
揚げたての中にホットチョコレートソースが注入、砂糖もぎっしりまぶされ、激甘!激重!
スペインのバスクでもチュロス・チョコがけを食べたが、
「スペインから来たの?こっちが発生?」と聞くと
「知らん、キャンディのことは!」と即答。
さすが、酒の男!
※答え:スペイン
スペイン好きに怒られそう💦
ポルトガル発祥説もあるとか。。
「これを食べなきゃ、モレーリアに来たことにならない」
というガスパッチョもTry。
スペインでは、冷製トマトソースを指すが、
ここでは、フルーツ盛り合わせに、チリ、塩、ライム、チーズ!をふって食べる。
紅組:マンゴー、メロン、スイカ、パパイヤ
黄組:マンゴー、オレンジ、パイナップル
カンボジアの、青パパイヤ・青マンゴー withチリソルト、を思い出すが、
チーズとライムは、メキシコならでは?
名門音楽学校前の、老舗Cafe Las Rosasはフル。
地元の中高年カップル、グループ、学生たちで賑わい、
カンテラの灯る通りに、華やぎを加える。
前には、クラシックカーが並び、
ライトアップされた大聖堂は美しい。
この雰囲気、大好き!
笑いが溢れる地元のカフェ、情緒残る町、ローカルフード健在・・
そんな地は、素敵だ!
この翌日から、ビール行程見学、
テイスティング三昧の日々が始まった。
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最後までお読み下さり、有難うございます!
引き続き、酔い、じゃない、良いお時間を~!