人間味あふれる巨大都市メキシコ
世界有数の大都市として、
今も発展を続けるメキシコ・シティは、
エリアごとに様々な顔を持っている。
プラサ・ジーの縁で、
高級地区「ポランコ」での滞在から始まった。
早朝カフェで、スマホに向かうビジネスマン、
優雅にお茶をしているマダムがいる一方で、
中国やインドを思わせるストリートには、
サンドイッチ、色々混ぜたジュース、トルティーヤチップスなどの屋台が並び、
同じモンゴロイド系DNAを感じさせる顔立ちも多く、ほっとする。
プラサのヨガクラスに集うのは、今ドキ都会っ子やキャリアウーマンが多いが、スレてる感じ・高ぶった感がなく、気さくにあちこち誘ってくれたりする。
メキシカンの人懐っこさには、すぐに和ませてもらった。もう大好き!
イリアーナとの出会い
ある日、シティ在住のイリアーナが連絡をくれた。
ニュージーランドで知り合ったドイツ人サブリーナの紹介だった。
彼女の職場は、私の滞在先の近所!
ぽやんとした体に、赤いリボン付カチューシャをつけた超ラブリーな彼女が現れた。
ロマンチックコメディのヒロインになれそう
彼女お気に入りの、カップケーキ・カフェへ。
サブリーナとはデンマークへ留学中に知り合い、
22歳にしてヨーロッパを2度旅し、
中南米で重要な15th Birthdayには、彼女の希望で日本を旅行したという・・・
超リッチな育ちながらも、気取った感じは皆無、そのみずみずしさ、優さにすっかり癒された。
グラフィックデザインのオシャレ職場を覗き、
彼女の親友、二人の男子が加わり、シティ•セントロ(ダウンタウン)を案内してくれた。
メキシコの駄菓子
道には甘~いお菓子(ドゥルセ)がたくさん。
ピーナッツ、ココナッツ、タマリンドを練ったものに、チリをまぶしたものが多い。
イリアーナが買ってくれたのは、
パリパリした薄型せんべい(この色!)に、
ハチミツやクリームをうすーく塗って、
半月型にたたまれたもの。
4個で、10ペソ(80円ほど)。
まさに、日本の駄菓子風!
先日「鎌倉半月」を頂いた際、懐かしく思い出してしまった。
てんやわんやメトロ
この後、大混雑の地下鉄に乗車。
私はメキシコシティで、よくメトロ移動をしていたが、早朝と夕方の混みようったら、まさに東京のラッシュアワー!
郊外・地方から、働きに来る多くの人たちが、
長~い道のりを、バス+地下鉄と乗り継ぐのだから、頭が下がる。
私も東京都心で働いていた頃は、決死の覚悟でラッシュに身を投げ込んでいたが、
メキシコ•メトロは、大きく違う点があった!
①車内に色んな売り子が現れては去る
Por ejemplo (例)...
●CD売り:スピーカーを背負い、大音量でデモ音楽をかけている
●ライト売り:本や爪につけるタイプから、天井に絵が映される子供用など各種販売
●日用品売り:電池やアダプター、お菓子など・・
「なにも、わざわざそれをここで・・!?」
と思うが、意外と皆、買っている。
私もまんまと、ホッチキスのようなソーイングセットを買ったことあり。
一回使用で壊れたけど(笑)。
②乗客のストレス度
コレ、東京との決定的な違い!!
押されてもぶつかっても、怒る人はいない。
・・どころか、乗客同士の会話が始まったり、
出るときも声を掛け合い、助け合ったり。
私もよく助けてもらった。
発展している都市でも、
人間味が残っている。
Zócalo(ソカロ)の聖堂&バーへ
乗り継ぎを経て、中心地Zócalo(ソカロ)に到着。
メキシコシティのメイン広場で、
アステカ族のルーツがある場所。
※Gracias, señor Google!
銀座風の通りには、百貨店、ブティック、
コンビニ、キオスク、ファストフード、屋台…
と立ち並び、夕方、大勢の人が行き交う。
まぁ賑やかなこと!
ヨーロッパより古い建物が多く残り、重厚感あり。
所々にある教会には、歴史的重みも感じる。
●国立宮殿:Palacio Nacional
前の広場では、宗教・政治の演説、
文化イベントも頻繁に開催される。
●メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂
Catedral Metropolitana de la Ciudad de México
ミサを拝見。
なるほど、イエス様や使途の肌は褐色。
●歴史ある5つ星ホテルへ
完全にひやかし(笑)
ローカルバー、ローカル酒
ひとしきり観光後、
美味しいPulqe(プルケ)があるというバーへ。
※プルケとは・・
アロエのような、リュウゼツラン科の植物の樹液を発酵させて作る、
メキシコ・ローカルのお酒。
果物や野菜のフレーバー付きも。
私はこのプルケの“乳酸菌感”が気に入り、
以降、各所でトライした。
より度数の強い蒸留酒メスカルにも挑戦。
店自慢、世界のビールコレクション
・ケッサディーヤ:
ハマイカ(ハイビスカスの花)とチーズを挟んだ揚げトルティーヤ
店内のTVでは、メキシコ音楽の映像がかかり、皆が、解説してくれる。
夜の散策
夜の屋台や噴水を歩いて、カロリー消費に励む。
帰途は、市内に導入されたレンタル・システムのエコ・バイクで。
指定駐輪場であれば、どこでも乗り降りできる。
環境にもいいし、交通渋滞を避けられるし、
運動にもなるので人気が出つつあるらしいが、
バスより高いので、やや富裕層向け。
(日本より早い導入&浸透率かも)
一人が持っていた利用カードで、1台をシェアし、ポランコの家まで送ってもらって解散。
皆、どうもありがとう!
初めての都市で、ローカルガイドがいるのは本当に心強い!
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最後までお読みいただき、有難うございました。
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