前回に続き、今回は奇虫の紹介。

 タランチュラです。

 タランチュラとはオオツチグモのことなんですが、中南米にいる種類はバードイーターと呼ばれます。鳥を喰らうくらい大型のものが多いのですよ。有名なところだと「ゴライアスバードイーター」「サンタレムピンクヘアード」とかですかね。LS(レッグスパン=片方の第一脚から反対の第四脚までの寸法)が30cmくらいになるものもいます。20年前は3頭譲り受けて飼育してたんですけどね、ゴライアスバードイーター。昔はそれこそバードイーターばかり飼育していました。カーリーヘア、コスタリカンゼブラレッグ、チリアンコモン、グアテマラタイガーランプ、ゴライアスバードイーター

 今も何頭かいます。

ブラジリアンジャイアントブロンド

学名:Nhandu tripepii

 名前の通りブラジルやパラグアイに分布しているバードイーターで、金色の体色と赤毛が特徴です。うちにいる個体はメスでLS20cmくらいあるのではないでしょうか。刺激毛を飛ばしまくるのでケージ移動には手袋とマスク長袖は必須です。


ブラジリアンブルー

学名: Pterinopelma sazimai

 ブラジルの一部の地域に生息するタランチュラです。腹部の毛が赤く、それ以外が濃紺のブルーです。1番のお気に入りタランチュラです。青いタランチュラは多いですが、他の種と違い完全に青です。青い部分があるではなく青です。サジマズブルーとも呼ばれます。私はそっちで呼んでます。


ブラジリアンレッド&ホワイト

学名: Nhandu chromatus

 コモンネームがホワイト&レッドなのかレッド&ホワイトなのかイマイチわからないタランチュラです。多分もう一回くらい脱皮しないとタランチュラらしい姿にはならないと思います。脚の白黒が特徴なのですが、まだ赤みが強いです。


ブラジリアンサーモンピンク

学名: Lasiodora parahybana

 まだLS5cmくらいの幼体ですが2頭保有しています。成長したらタランチュラの中で最大最重量の種なので楽しみな個体です。オスメスうまく別れてくれれば繁殖したいと思っているタランチュラです。


トリニダードドワーフタイガー

学名:Cyriocosmus elegans

 成長してもLS6cmほどと世界最小クラスのタランチュラです。しかしながら学名にエレガンスと入るほど綺麗な種類です。腹部にはや幼体の頃からハートマークが入っています。今は1cmくらいしかないので餌を食べているのかよくわからず飼育している状態です。なかなか姿を見る機会がありません。

 

 ということで我が家には5種6頭のバードイーターがいます。この中で腹部の刺激毛を飛ばすのはブラジリアンジャイアントブロンドだけです。しかしこの部分がネックになっているので、今後はバードイーターは入手しないですね。痒みが最悪で、皮膚科に行ってステロイドの塗り薬処方してもらいました。個人的に刺激毛は懲りました。

 次回はアースタイガーを紹介しようと思います。