先日学科長の代理で学校の運営会議に出席したのだが、報告事項の中で気になる(呆れる)ことがあった。
詳細は内部機密になるかもしれないので書けないけれど、気になったのは依頼事項とその理由。
事務作業の一つを教員にしてもらいたいと言う依頼だった。
その理由が、教員から上がってくる報告の内容で詳細が不明なことがあった時、それを再び聞き取りをしてテータベースに入力をすることがあり、教員が感じたニュアンスの真意がうまく表現できないことがある。
だから直接教員が入力してほしいと言うものだった。
データベースを主に使う担当事務員が、元の報告(紙ベース)の真意をつかめなくて困ると言う理由なら、直接教員が入力したところでそこに入力される文言は元と同じなので「真意が掴めない」と言う問題は何も解決しないはず。
明らかに論理破綻している。
この依頼の本音と理由は別のところにあるなと感じた。
実は今年度からとある部署の事務員が人員削減で1人減った。
それに伴い事務作業の量と人員の不均衡が起きているのだろう。
つまり手が回らなくなっていると言うこと。
十分にありうると思う。
そこで事務作業の1つを教員に負担してもらおうという考えだろう。
学校の人員は事務員も教員も限られているのだから、その中でどうにかやりくりするために、教員に分担してもらうと言う考えは全然問題ない。
そりゃ、教員だって手一杯なくらい忙しいけれど、人員減なのに業務量が変わらなくて困っている事務の困難さは理解できる。
「人員減で手が回らないので、二重業務になっているところを直接入力することで業務削減したい。だからお願いします」と言えばいいじゃないか。
それを最もらしい(と本人は思っているんだろう)理由をつけて(屁理屈捏ねて)来るのが気に入らない。
しかも論理破綻している浅はかなこじつけで。
同僚が協力したいという気持ちになるチャンスを自ら減らしているって気付けないのかな?
しかもこれを報告したのが、学校の事務方のナンバー2というのも残念なところ。
まあ、これを言い出しそうな言い出しっぺの人物(下っ端管理職)は容易に思い浮かぶし、その矛盾点に事務方No.2が気付けないレベルなのも予想できるが。
学校全体の利益で考えたら、データベースに必要事項が入力されればいいので、無駄に噛みついて時間を浪費するより「真意がわかるように明確な文章で入力する」ことができればいいと考え、翌日に自分の学科内で伝達し情報共有して終わった。
もし教員が直接入力した内容の真意を測りかねたらどうするんだろうか?
自分でこじつけた論理破綻の瞬間に今度は何を言い出すか。
普段から協力しながら、円滑なコミュニケーションをとって、何かの時に助けを求められる関係を構築しておくことって大切だよね。