今日は今年度初のオープンキャンパスだった。

3人の高校3年生が参加してくれたのだが、3人とも受験意思を示してくれた。

毎年学生集め苦労している中、年度が始まったばかりの4月に3人の入学希望者、しかも現役生が入ってくれるなんて、とってもとってもありがたい!

 

高校から上級学校に進学を希望する生徒は年々増えているものの、生徒も保護者も、何より高校の先生たちが大学志向が強いので、専門学校を選んでもらいにくくなっている。

国家資格の専門職になるための専門学校でも、「大学」という名前に勝てない。

短期大学にすら「大学」という名前で引っ張られてしまう。

短大卒業と専門学校卒業は、国家資格をとって仕事に就いたら待遇でも給与面でも差はないのに。

 

大学を出ると教養が違うとか、より専門性が高くなっているとか言われることがあるが、その差は大学に行ったからではなくその学生の素養や頑張りのせいだ。

目的意識を持って専門職に向けて頑張れる学生は、最低年限で資格にチャレンジできる専門学校で十分に通用する職業人になる。

専門職としての知識も倫理観もだ。

技術は現場経験に優るものはない。

大学をモラトリアム的に捉えるならそれもありだが、やりたいこと(なりたい自分)が明確になっていて、モラトリアムとして大学に行くなら、バイトでもインターンでもボランティアでもいいので現場での経験を積んだ方がいい。

 

私自身は大学をモラトリアムと捉えて、友人を作ったり社会を知ったりすることは人生において有益だと思っている。

でも、もしそうしたいなら、本気でそこに臨んでほしい。

大学生としてしかできないことに全集中してほしい。

残念ながら無為に大学生としての時間を過ごす人をたくさん見てきたので。