情報処理の授業でPCを使うんだけど、高校卒業してすぐ入学してくる学生が驚くほどPCが使えない。

スマホやタブレットでフリック入力ばかりなので、キーボード入力が苦手なのは想像していたが、フォルダを作ってファイルを保存するという概念がないのには驚いた。

 

授業の中でする課題を教員機に作った共有フォルダの中に入れておいて、それを自分の作業用PCにコピーしてそこで課題を実行する。

課題が終わったら一旦保存して、共有フォルダの提出用フォルダに提出をする。

この手順で進める。

 

作業用PCは学生みんなが使うものだから、ドキュメントフォルダの中に自分の名前のフォルダを作ってそこに保存するようにと指導するのだが、フォルダの概念がなくてそこの説明からになるのでなかなか進まない。

 

名前をつけて保存するときに、保存する場所、ファイル名、ファイル形式を指定するのだが、その作業がわからない。

 

考えてみたらスマホではその作業はしない。

だからそういう概念がないようだ。

 

年々情報処理の授業の進みが悪くなってきていたが、今年は特に進まない。

 

デジタルネイティブと呼ばれる世代の学生たちだが、PC作業となるとおっちゃん、おばちゃんたちの方がすんなりできる。

 

職場ではまだまだPC作業が多いので、スマホだけでなくPCも使えなくてはならない。

授業の進め方を根本的に変えなくてはならないかも。

 

数年前まではこんなことはなかったのだが・・・