「教員免許更新制が廃止へ」とニュースになっている。

 

私もほぼ1年前教員免許更新講習を受けた。

 

コロナのせいで対面の講習はなかったので、なおさら思ったのかもしれないが、自分の知らない新しい話はなく、残念ながら得られるものがほとんどなかった。

 

この更新講習は、30時間の講習が長いとか、自費で払う3万円が高いとか、講習内容が役立たないものばかりだとか、すぐに定員が埋まってしまって講習すら受けられないとか、夏休み中は他の研修や研究会があって5日も時間が取れないとか、管理職は免除されるとか、以前から色々と不満が出ていた。

 

私も同様に思っている。

 

講習を受けて、特に講習内容についてはひどいものだと思った。

 

必修の最新の教育状況については、学校で教員をしていれば当たり前に知っていることばかりだったし、必修選択も選択も、知らないことが出てこない。

アクティブラーニングと銘打った講習も、自身が実施しているものより古かったり、防災に至っては、勤務校での取り組みを話したら、講師から「役立つ新しい知見をありがとうございました」と言われる始末。

 

アンケートで2/3の講習受講者が役に立たなかったと答えたのがわかる内容だった。

役に立ったと答えた残りの1/3の受講者が受けた講習の中身が素晴らしかったことを願う。

 

できることなら、教育評価やSFA(解決志向アプローチ)の講習を受けたかったのだが、私が受講可能だった大学にはなかった。

 

現行の講習なら更新制度廃止には大賛成だ。

 

更新制度なんかなくても、本当に興味ある役立つ講習なら、休日に自費ですでに参加している。

それを更新講習に置き換えてくれればいいのにと思っていた。

 

まあ、講習の中身の妥当性を保証できないだろうから、悪用される場合を考えると無理だろうけど。