痛みにも慣れたはずの深夜。




激痛。



日中のたうちまわった痛みとは比べものにもならない痛み。




「痛い痛い痛い痛い痛いイタイイタイ・・・・」



小さな声しか出せないほど。



時間がたつにつれ、声を出すのも辛い。




「ん~~~~~~~」





と身体を丸め、ひたすら痛みに耐えるまま。



何度も看護師さんが訪室。



「まだ開いてないわね・・」



と首をかしげながら何度もモニターや子宮口のチェック。





その頃からちらほらと「微弱陣痛」というフレーズが。



初出産のまま、気になりつつも、痛みに耐えるのみ。




明け方には数人の看護師さんが



「先生に連絡しますからね」


「頑張ってね」



と入れ替わり励ましてくれるものの



「・・・・・」



頷くことしか出来ず。



8時前、先生到着。



「改姓さん、昨夜は大変だったみたいですね」と。



「・・・・(今もです)」



と答える気力もなく。




そのとき、記憶に残る一言。



「微弱陣痛です。陣痛促進剤を使用します。」





続く。