砂ぼこり | あけび通信

砂ぼこり

帰宅したら、最悪な状況だった。


まず、異変に気付く。


風呂場のシャワーの下が黒い。


風呂掃除後、細く窓を開けておいたら、強風で砂ぼこりが吹き込んでいたのだ。


浴槽の中も淵も床も砂だらけ。


シャワーを充てると黒い水になる始末。


全てを洗い流して、自室へいくと、やはり、だいぶ開けた窓から砂ぼこりが吹き込んでいた。

濡らしたタオルで床を拭き掃除したその日にムキー


カーテンの裾には砂が溜まっていた。


雑多なテーブルの上も、全てに砂が着いていた。


テレビもCDデッキもスピーカーも、干した布団も。シーツも。何しろ砂の部屋。


怒りしか無い、自分の不甲斐なさに。


もう二度と私の部屋は窓を開けない、とさえ思った。


直ぐさま、床を塗れタオルで拭きなおす。

 部屋干しのセーターもやり直さなきゃ。


ひとまず、ハサミを持って風呂場へ。


湯を貯めた後、洗い場で髪の毛を思いつくまま切り刻んだ。あっという間に短髪。


素っ裸の身体の上に、カラスの羽根のように髪の毛が散らばっている。


凄くザマーミロと思う。


自傷行為のように、パシパシ切ったら、落ち着いた。


排水口には黒の塊。


怒りはパワー。


本当にしたいことが出来るようになる。


風呂から上がり、窓を閉め切りエアコン稼働。