写真のちょっと変わった実は、コブシの実です。

見た目は花かな?と勘違いしそうですが、
いくつもの実が重なった集合果というもので、いま団地内で赤く色ずいています。
コブシで思い出すのは、千昌夫の歌った「北国の春」という曲で、我が独身時代に大ヒットしました、
この歌の歌詞に「季節が都会では分からないだろと、届いたおふくろの小さな包み」というくだりがあります。
学生の頃、下宿に届く母親からの小包は、ほんとに有難かった事を未だに憶えています。
無理をして大学までやった息子なのに、生意気ばかりで礼もちゃんと言えないままで、
旅立った母親には未だに「申し訳なかったな~」と後悔の念が強くあります。
これがちょっと切ない我がコブシの思い出です。