夕方伸びすぎた藤棚の枝を切っていると、ご近所の奥さんが二人通りかかりました。
「そのハサミ!テレビでコマーシャルしてるね!切れる?」から始まり、
そこから、昨日救急搬送された人の話やら、熱中症の話、クーラーの電気代の話、旦那の悪口まで途切れる事なく続きました。
そこで私は管理組合の役員の立場から、聞いてみました。
「この藤棚は老朽化してるし、使う人も少ないから、撤去も含めてどうするか?理事会で検討する予定ですが、どう思いますか?」
「グリーンはなくすのはダメよ」
「先日ここでお孫さんと花火をしておられたよ!そんな場所はなくすのはだめよ」
「撤去にお金をかけるのは無駄よ」
「しかし維持するにも剪定代とか古い梁の更新とか、費用もかさみますよ?!」
「立派な藤棚にする必要がないので、最小限のコストで現状維持すれば・・・」
と、貴重な生の声が聞けて、まさに現在版「井戸端会議」でした。
今まで棟周辺の木々の世話をして中で出来てきた、繋がり(信頼感)を感じた時間でした。
