協同住宅(マンション)の管理組合は、いま役員の成り手が居なくて困っています。
そのため多くの組合が、輪番で役員が半ば強制的に廻ってくる仕組みにしています。
その結果、管理組合の役員は一年毎に人が替わる事になり、ある意味素人の集まりになって行きます。
しかし規模の大きい住宅では、営繕工事や大規模修繕工事になると億単位のお金が動くため、専門的な知識も必要になります。
そんな時、多くの組合では役員以外の専門委員を募り、理事会に答申するという方法を取っています。
しかし理事会のスキルが低く、専門委員に任せっきりになるケースも多く、委員と業者との癒着など、いろんな問題が起きてきます。
それを防ぐ為には組合役員のレベルアップが必須になるのですが、
これは「言うは易く行うは難し」問題で、立候補制や外部委託制などが検討されていますが、それぞれ一長一短があり、模索が続いています。
今日1日、私はわが住宅で発生した問題の調査で大阪市内を走り回ったわけですが、
今後同じような問題が起きない仕組み作りが最も重要だな!と痛感した次第です。