写真は今日買って来た、「朽ちるマンション 老いる住民」という本です。
いま高度経済成長期に建設されたマンションは、四十~五十年経って、大きな変換点にきています。
私の住む住宅においては、管理組合の運営面でいろいろ問題が出て来ています。
従来管理組合の役員(理事)は、各棟から輪番で選ばれてきました。
まったく知識・経験がない役員でも、管理を請け負った会社(プロの管理人)が運営していたので、問題なく運営されてきました。
ところが管理会社に支払う委託管理料が高いと問題になり、当住宅においてもより安い管理会社に切り替えました。
しかし委託料は安くなりましたが、管理の質も同時に下がりました、
その結果、住民の中から管理会社と活動しない役員(理事会)に反発する動きが出てきました。
(理事会ではない)専門委員という形で、次第に日常の業務を事実上取り仕切るようになってゆきました。
しかしそれがエスカレートした結果、一部の住民の反発をまねく事となり、
この一年ほどは、管理組合は総会が流会になるなど大きく混乱をしました。
まさに、従来の管理組合の運営が、ここにきて大きな変換の時を迎えていると言えます。
今後建物の老朽化と住民の高齢化が加速して、ますます管理組合の運営が難しくなって行きますが、
住民の知恵と結束が求められていると思います。
