私は生まれつき感情の浮き沈みが大きい性格で、一旦気持ちが沈み込むとなかなか戻らないやっかいな性質でした。
大学時代の親友からは、「傍に居る者が要らん気を遣うから、何んとかしろ!」と言われていました。
分ってはいても生まれ持ったもので、自分では何ともしようがないと半ば諦めていました。
しかしある講演を聞きに行った際、講師がこんな話をしました。
「自分が使っている感情は、自分でコントロール出来るものですよ!」
「感情というのは、自分がその感情を使っているんです」
「怒っている時には、『怒り』の感情を使い、悲しんでいる時は「悲しみ」の感情を使っているんです」
「そして、その事が認識できれば、自分で感情をコントロールする事が出来ます」
「自分はいま『怒り』の感情を使っている!と認識出来たら、テレビのチャンネルを切り替える如く、気持ちの感情を切り替えるんです!」
「これはちょっと訓練すれば誰にでも出来る事です」
以上こんな趣旨でしたが、『感情を使う』という表現が、とれも印象的でした。
それまでは、感情は生まれついたもので、コントロールなんて無理だと思い込んでいました。
以来、少しずつ自分の気分のコントロールが出来るようになって行きました。
とは言え、この週末はウクライナの出来事に、11日の東北大震災の日が重なり、気持ちがどうしようもなく落ち込みました。
実家で一人で過ごしたこともあって、辛い週末になりました。
とはいえ、この二つの出来事は、深く心に刻んで忘れないでおこうと思います。