写真は今朝の朝日新聞の「天声人語」です。
公文書の改ざん問題で自死した赤木俊夫さんの奥さんが、真相解明を求めて起こしていた訴訟が、
国側の賠償金支払いによって、突然終わってしまった事を取り上げています。
賠償金支払いにより、すべてを知っている佐川元理財局長の証人尋問もなくなってしまいました。
これはどう理屈を述べようと不自然の事であり、事実を覆い隠したい誰かの意思が働いたとしか考えられません。
まるで悪代官とその背後の黒幕という時代劇のシナリオそのものです。
伊藤詩織さんの事件もそうですが、現代においてなおもこんな事がまかり通るとは!信じがたい事です。
しかしこれが現在の日本の現実だと思い知らされました。
この現実を受け止めるとともに、次代に向けていまの日本の政治体制や選挙制度を、
変革して行く必要性を強く認識した出来事でした。
