今日同じ団地に住む元同僚と久しぶりに会いました。
その同僚は今月山陰の実家に用事で帰ったそうですが、
その際、地元自治会役員とトラブルがあって、自治会を脱退してきたそうです。
トラブルの原因となったのは、自治会の総会で自治会費の集金を毎月集金制から年額制に変更するよう提案し、それが決定したそうです。
ところが数日後総会に出席したなかった古株の有力者が訪ねて来て、集金方法は今まで通り月額にすると言って来たそうです。
総会で決定した事だと抗議したのですが、「皆の同意は取ってある」と無視されたそうです。
そしてそれ以降、ゴミの収集を始めとして、まるで「村八分」的な扱いを受けたそうです。
彼が言うに、「いまテレビ等で『田舎暮らし』が脚光を浴びているけど、それは一部の上手くいったケースであり、
子供時分にそこに住んで居た自分でさえ一歩間違えば、そんな事になってしまうのが現実であり、
『地元に溶け込む』と言うのは、言われるほど簡単な事ではない」と言っていました。
この種の話は単に田舎だけに止まらず、日本の古い集団社会では多かれ少なから見られます。
会社組織ではさすがに最近は少なくなりましたが、スポーツや政治の世界ではいまだに色濃く残っているようです。
古い日本社会の負の側面ですね。