意外に難しい自然死 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

2年前の今日父が満102歳の人生を終えました。


最期の瞬間は、眠っていて息の間隔が次第に長くなっていき、そのまま自然に止まりました。


自宅近くの介護施設でしたが、点滴やチューブのないごく自然な最期でした。


深夜でしたが介護施設のベテランの方が、父の息が普段とちがう事に気付かれて、私に電話を入れてくれたので、最期に立ち会うことが出来ました。


最近は「自然死」という事がよく話題になりますが、実際にはかなり難しい事だと我が経験上思います。


自然死のポイントの一つは、人の最期(見とり)を何度も経験した主治医と、付き添ってくれる介護士だと思います。


事前に自然死を考えていても、親族は経験がないため、いざその場になると動揺して病院や救急車に頼ろうとします。


しかしそうなると病院のお世話になることになり、自然死は難しくなってしまいます。


その点、見とり経験の豊富な医師や介護士は、人の最期に起きてくる身体の変化などを熟知しているので、的確なアドバイスが期待できます。


もう一つのポイントは、(本人の意志は勿論ですが)、親族間の意志統一が大切です。


事前に、「いざという時の対応」について相談しておかないと、後々しこりを残す可能性があります。


具体的には、いざという時に救急車を呼ぶのか呼ばないのか!などを主治医を交えて親族間で話し合って確認しておく事もとても大事だと思います。


父の命日に当時の主治医とこんな事を話しました。参考になれば幸いです。