昨日のNHK「ドキュメント72時間」は2015年に放送されたもので、私がこのドキュメント番組を見るきっかけとなったものでした。
舞台は秋田港の片隅に置かれた「うどんとそばの自販機」です。
何時壊れてもおかしくない古びた自販機ですが、深夜でも吹雪でも次々に人が訪れます。
深夜に一人で訪れた中年の男性は、ガンを患っていて一人暮らしだと言いながら、
「ここに来ると、一人だけど一人じゃない気がするんです」と言っていました。
またあるお母さんは、「学校の時はグレて、よくここに来ていた」と言いながら、
小学生の息子に、「ここに来れば誰かが見付けてくれたんや!ここは見も心も温めてくれる場所や!」と言っていました。
いまはコロナ騒動があって、街角からは人がいなくなっていますが、
人との「繋がり」や「温もり」の大切さにしたいと思わせてくれる番組でした。