この二日間は実家のある地域の地蔵盆でした。
例年24日には世話役さんが集まり、お供えの品を夫々の家に分配する作業をされます。
同時に集まったお賽銭を集計して一年間の〆も行われます。
毎年この作業を実家の広間に集ってされるのですが、今年は昨日一日に短縮されたとこ事でした。
私が子供の頃には、近所のおばあちゃん達が集まっって、御詠歌をあげたり数珠回しをしたりして、大変賑やかでした。
ところが最近は世話役さんが皆さん高齢になられたこともあって、一日で切り上げられたようです。
実家の過去帳を見ると、江戸末期から明治に掛けては、10歳未満の子供がたくさん亡くなっています。
今ほど医療が整ってなかったんでしょうね!
小さな子供が亡くなるのは親にとってはまさに痛恨の出来事だったと思います。
そのことが昔はお地蔵さん信仰に強く結びつたんでしょうね。
その時代に較べて現代は医療が格段に進歩し、乳幼児の死亡もぐっと減りました。
その分地蔵盆の行事は次第に簡素化されてきているのかも知れません。
写真は家内が作ったお地蔵さんに掛ける前掛け(?)です。
毎年これに親族の子供たちの名前を書き連ね、一年の安全祈願をします。
今年も一年孫たちが健やかでありますように!
