家内が、昨年お亡くなりになった樹木希林さんの本を買ってきました。

表題の「死ぬときぐらい好きにさせてよ」というのは表紙に書かれている言葉ですが、
「ガンが全身に転移しているの」と自ら宣言してからも、映画出演など社会活動を続けられていて、
いったいどんな死生観をお持ちなんだろうと、とても興味がありました。
「人間は自然の中で、あっという間に死ぬかもしれない、でまた誕生がある。
そういうもんじゃなかろうかと思ったら、もっと楽しく人生をやっていけるんじゃないかと思うね」
また乳癌を公表した会見の場では、「覚悟っていうのをすると気楽ですよ。」
そして亡くなる前のインタビューでは、「今日までの人生、上出来でございました。これにて、おいとまいたします」
何とも見事な生き様ですね。
その他にも独特の見かた考え方は、教えられる事がたくさんありました。
しかし彼女はインタビューに答えてこんな事も言ってました。
「私の話で救われる人がいるって? それは依存症ってものよ! 自分で考えてよ。」
恐れ入りました。(笑)