実家の近く(「奈良きたまち」)に珈琲の焙煎をする店がオープンしました。
ちょうど珈琲豆が切れたところだったので、見学を兼ねて行ってきました。

店に入ってまず驚いたのは、大きな天井の梁と、そこに設置されているベルトを駆動するローラーです。
それは世界遺産の富山製糸場などに見られるような明治時代に使われた装置です。
なぜこんな昔の装置が残っているか?店の女性に聞いてみると、
このお家は元は江戸時代に創業された鍛冶屋さんだったそうです。
店の名前「かじせん」というのは、その鍛冶屋さんの屋号「鍛冶千」から採ったとのことでした。
「よくこんな古い物が残っていましたね!」と聞くと、
「取り壊される寸前だったのですが、店をオープンするのに、そのまま残してもらったのです。」
「奈良は空襲を受けなかったので古い物がそのまま残っていますが、古くから住んでいるとその価値に気づかない方が多いみたいですね」
と説明をしてくれたのは、この店のオーナ(女性)です。
結婚して奈良に来られて、この焙煎とカフェの店を開業されたそうです。
いま「奈良きたまち」は若い女性の起業家がとても元気で活躍されています。
そして少しづつ街が変わりつつあります。
肝心なことを忘れました!珈琲は焙煎所なので、さすがです!ハナマルです!