私の風邪は昨夕病院で処方してもらった抗生物質で、劇的に改善しました。
薬の力はすごいですね。
このたびノーベル賞を受賞された本庶教授の研究は、現在末期ガンの治療に劇的な効果を発揮している治療薬の素になっているそうです。
私の場合は風邪ですが、それが末期ガンだった方の場合は、まさに薬に命を助けられたわけです。
まさに「地獄で仏」という感じがしたことでしょうね。
人類の英知は少し前には不治の病だった「癌」をも克服しようとしています。
最近の科学技術の進歩は、まさに人類の未来を切り開こうとしています。
しかし一方で、人類を滅ぼしかねない「放射能」技術を産み出したのも、またその科学技術でした。
東電の原発事故による山野の無人化という、信じがたい現実を目の当たりにしたいまこそ、
「放射能の無害化」という課題こそ、日本の科学者の喫緊テーマ(義務)だと思います。
汚染物質を地下深く埋めるとか、海に放流するとかそれは子供たち(未来)に負の遺産を残すだけに過ぎません。
現代文明の恩恵を甘受している我々世代として、それはやってはいけない事だと思います。
本庶教授のノーベル賞受賞を喜ぶと共に、そんなことを考えました。