「街全体が特養」 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

今日フェースブックで、愛知県長久手市(の吉田市長)がすすめておられる、「街全体を特養に」という活動をしりました。

今後の高齢化を視野に、「みんな顔見知りで、助け合う街つくり」を推進しようされているようです。

それで思いついたのが、実家の近くで一人で暮らしておられる父の知り合いの方です。

長年経理部門で活躍をされましたが、数年前に奥さんが亡くなられて以降、めっきり元気がなくなり、

ここ一年程は認知症が進行していました。

父と同じ介護施設にお世話になっておられるのですが、徘徊行動が出るので施設内に留まることが出来ません。

さらにむこう気が強く、怒りっぽい気質で、介護施設としてはたいへん悩ましい方です。

しかし、実家のある街は皆さん小さい頃から知っている人ばっかりで、例えその方が遠くまで行ってしまわれても、誰かが気が付いて連れて帰ってくれます。

いわば「街全体が特養(介護施設)」になっていると言えます。

父がまだ実家で一人暮らしをしていた時には、誰かが「元気にしてる?」と家を覗いてくれました。

長久手市のような新しい街では、こんなコミニティを作るのは、大変な時間と労力がかかると思いますが、

古い街では、昔からこんな仕組み(コミニティ)が既に出来上がっているんですね。

これからも大切に残していくべき、無形の資産だと思いました。

写真は朝の散歩道の風景です。

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