あてにならない鑑定団 | おやじの絵日記

おやじの絵日記

後期高齢おやじの絵日記です

実家家の仏間に、私の生まれる前から掛かっている額絵があります。

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ある日妹が、「ひょっとしてこの絵は価値の高いものとちがう?」と言い出しました。

聞くと、「なんでも鑑定団」好きの義弟が、「あれは価値のある物にちがいない」と言っているとか。

今まではあまり気にしていませんでしたが、そういわれると気になって調べてみました。

左端の署名は三文字で松○○とありますが、古文書落第生の私には最初の松以外は読めません。

そこで古文書サークルのリーダーに判読を依頼したところ、今日丁寧なメール(報告)が届きました。

詳細に分析をしていただき、署名は「松華筆」、落款は「山田松華」ではないか(若干の?もあるが)との事でした。

山田松華という人物は明治時代に京都で活躍した絵師で、保存状態のいい掛け軸は4~5万円位の値がついていました。

それからすると我が家の額絵はシミや虫食いもあって、(本物としても)数千円程度の物と思われます。

売る訳ではありませんが、古くからある物の来歴や市場価値がはっきりするのはスッキリします。

鑑定団好きの義弟はちょっとがっかりするかもしれませんが。(笑)