今日は父の週一回のリハビリで、家まで理学療法士さん(女性)が来てくれました。
既に3~4回会ってる方ですが、父は来られた時には誰か分からず、私に「だれ?」と聞きました。
人間の脳は歳をとるにつれて、新しい記憶から消えていくと聞きましたが、父をみているとまさにその通りです。
お世話になっている療法士さんは話の上手な方で、リハビリをしながら父の話をうまく引き出してくれます。
今日は父が中国大陸に出征した時の話をしていましたが、50年前の日付を初め実に正確に記憶していました。
「復員する時は小さな船で船酔いして食事が食べられなかったけど、漁師出身の○○は俺の分まで全部食べよった」と実に正確に憶えていました。(笑)
リハビリは1時間程度で終わりますが、父はずーっと話をしていました。
私とは必要最小限の話しかしないので、いまでも父がこんなにおしゃべりをするんだと改めて認識しました。
「話す」ことは多分脳にいい影響を及ぼしていると思います。
理学療法と一緒に頭のリハビリもやっていただいているようで、いい方に廻り会えたと喜んでいます。
