今日此方は一日降ったり止んだりの天気で、一日中家にいて先日買った本を読みました。

いまごろ評判の本ですが、表紙カバーを見てセンセーショナルの事柄の羅列だけの本かなと思いましたが、
内容的には、「日本の将来推計人口」などの客観的データに基づき、国の将来を「人口」という面から真剣に考えられた内容だと思います。
日常、将来について漠然とした不安を感じていても、何十年も先のことになると実感がわかず、ついやり過ごしてしまっていますが、
具体的な数値でもってリアルに提示されると、この国のいま置かれている厳しい現実が見えてきす。
人口減少・急速な高齢化をむかえる日本として、現在の延長線上では明るい未来はないんだという事がよく分かりました。
この本で提言されているような処方箋が、いまの日本の政治状況のなかにおいて実現されるのは、きわめて困難だと思われますが、
今まさに日本人の「良識」が試される時代を迎えているんだと思います。