三つ子の魂百まで | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

父は「立って排尿したい」という欲求が人一倍強いようです。

先般の入院時にもベッドからトイレに行こうとして、尿道パイプが抜けて大量出血し緊急手術をし、もう一回は転倒して大腿骨を骨折しました。

二度とも命に関わるような手術で、大腿骨骨折の時は猛烈な痛みも経験もしました。

ところがこの土日は、ショートステイから一時的に実家に戻り泊まったのですが、

父が寝入った後私が風呂から出てくると、寝室から私を呼ぶ苦し気な声がしました。

駆け付けると父がベッドサイドで転倒していました。

ベッドから降りて、ベッドサイドのポータブルトイレに行こうとして転倒したようです。

幸いベッドは最も低い位置に下げていたため、骨折などの大事には至りませんでした。

しかし、あれだけ痛い目に遭ったにも関わらず、同じような事を繰り返す父に猛烈に腹が立ちました。

「立って小便する事がそんなに大事なの! 二度とあんな病院生活はゴメンと言ったやん!」

と思わず怒鳴ってしまいました。

常々父には出来るだけ自然な最期を迎えさしてあげたいという思いがあって、今回の入院時には心身をすり減らしました。

その思いもあって、昨夜の父の同じような行動には「堪忍袋の緒」が切れてしまいました。

しかしいま冷静になって考えると、100歳にもなると子供に戻って行くのかも知れないな!と思います。

「三つ子の魂百まで」ですかね。