先週NHKの「クローズアップ現代」で、「排泄ケアー」のことが取り上げられていました。
「排泄ケアー」は介護される側にとっても、する側にとってもとても大きな問題です。
介護される側にとって排泄が自分でコントロールできないという事は、その人のプライドを著しく傷つけます。
一方介護をする側lにとっても、排泄物の処理には生理的に抵抗があります。
同時に、肉親の介護ケアーに抵抗を感ずる自分に罪悪感を感じたりもします。
そのため双方ともに戸惑い落ち込んでしまいます。
私の父も年齢的にトイレに間に合わなかったり着替えに時間がかかり、排泄ケア-の機会が増えてきました。
プライドの高い父なので汚れた下着を隠したりする事もあり、思わず声を荒げる場面もあり、自責の念で落ち込んだりもします。
一方で介護スタッフは、「排泄ケアー」に対してさほど抵抗なく、仕事として受け入れられると聞きます。
したがってこの頃は、私自身が背伸びするよりも、介護スタッフの手を借りて対処して行こうと考えています。
見ているとかえってその方が介護される父のプライドも傷つくことが少ないようですから。