我が苗字について | おやじの絵日記

おやじの絵日記

後期高齢おやじの絵日記です

昨日NHKで、「日本人のおなまえっ」と銘打って、珍しい苗字の番組がありました。

私は楽しみにしていましたが、うっかりして見逃してしまいました。

私の苗字もちょっと珍しい名前で、「威徳井」と書いて「イトクイ」と読みます。

それほど変わっている訳ではないですが、滅多にない名前です。

名前の由来ですが、実家は江戸末期に東大寺の近くで旅籠を営んでおり、その屋号が「威徳井屋」でした。

今の苗字はその屋号から来ていますが、屋号の方の由来は井戸の名前から来ています。

いまも近くにその名前の由良となった井戸の痕跡が残っています。

写真の右下の石枠に「威徳井」と彫られていますが、これがその痕跡です。

イメージ 1

井戸そのものの由来が、この痕跡の横の壁に掲げられています。

イメージ 2

これによるとこの井戸は昔からきれいな水が豊富に出ることで有名だったようで、一説によると小野小町の歌にも出て来ると云われています。

そんなことで、私の先祖が旅籠の屋号にこの井戸の名前を付けたのだと思います。

ただ旧国道24号の拡幅工事で壊されて、いまは石組みの一部が写真のように残されているだけです。

実家の前には「いとくい餅」という屋号の餅屋さんがありますが、ここも同じような由緒だったのではと思われます。