いまNHKで「ひよっこ」という朝ドラが放送されていますが、ちょうど朝食の時間なのでよく見ています。
主人公は奥茨城から上京し電気会社で寮生活を送るわけですが、時代は昭和40年頃です。
私は昭和45年に紡績会社に入社しましたが、そこにも寮があって千人近い寮生が暮らしていました。
ドラマの中で寮生活の場面が出てくる度に、当時を思い出してとても懐かしい気持ちになります。
今朝の放送で、主人公が朝起きて綿入りの半纏(はんてん)を羽織る場面がありましたが、
当時、半纏は寮生の必需品で、部屋ではほとんの寮生が着ていたと思います。
ドラマに出てくるテレビや家具調度品など、よくそんな品物が残っているな!と感心しながらみています。
今朝は主人公の電気会社が倒産し、寮生は全員方々に散っていって、舎監の女性と主人公の二人だけで寮の最後をむかえます。
私も立場は違いましたが、何度となくこんな場面に遭遇してきたので、胸が締め付けられる思いでしたが、
舎監の女性の、「新しい出会いが始まるのよ!」という言葉にほっと救われたような気がしました。
当時寮生だった多くの方がこの朝ドラを同じ思いで見ておられることと思いますが、
皆さんのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
写真は10年程前に娘が母の日に送ったカーネーションで今年も花をつけました。(なんともコストパーフォーマンスのいい事です)
