昨夜遅く町議会と町長選挙の結果が出ましたが、それは正直驚きの結果でした。
町長選では自民・公明・維新の推薦を受けた大本命の候補者が落選して、32歳の若い人が当選しました。
共産党の推薦を受けた方でしたが、得票数からみると組織票をはるかに超える票を集めました。
本命の候補者を推薦した「大阪維新の会」は、選挙期間中「高槻市との合併」を強く打ち出していました。
一方で当選した若い候補者は、「合併反対」を前面に出しての選挙でした。
それから推測できる事は、高槻市との合併問題が当否を分けたと言えます。
今回の選挙結果で、住民は「合併にNO!」という判断をした事になります。
島本町は女性議員が多く(6人/14人)、同時に「市民派」と呼ばれる既成政党以外の票が多い町です。
今回の議会議員選挙でも得票数の1位、2位、3位が女性で、しかも2.3位は共に「市民派」の方々でした。
私自身は心情的には合併には反対ですが、先般も書いたように行政の「人材面」からすると、先々にとても悲観的です。
今回新しく町長になられる方も、議員や行政経験がまったくない若い(32歳)の人ですが、
そういう社会経験の少ない人がTOP(町長)が勤まるほど、ことは簡単ではないと私は思います。
若い人に交代していく事は必要な事ですが、その立場に求められるステップ(経験)は踏まないと、
船に例えるならば「難破」しかねないと老婆心ながら思っている次第です。